ネーションと国家 -カフカ『万里の長城』を手がかりとして-
小林宏 1-19
国民国家の内と外 -アフリカの共同体から斜めに-
松本祥志 20-40
アフガニスタン情勢の文化社会学的解釈-「パシュトゥーンワリー(パシュトゥーンたること)」の今日的意義-
長沼ニコラ 41-58
黒人文学と日本の文化 -アフリカ黒人文学を中心に-
北島義信 59-74
児童文学の宗教性
大澤千恵子 75-93
沈没船をめぐる最近の国家実行 -主権的権利という概念に着目して-
中田達也 94-112
鯨類資源の国際管理レジームの成立
-国際捕鯨取締協定及び法的関連文書を素材に-
木村美智子 113-130
書評 大井玄著『環境世界と自己の系譜』(みすず書房、二〇〇九年)
加藤淳平 131-139
中原と辺疆
光田明正 140-149
ボンベイ・パールシー・パンチャーヤット選挙と二〇〇八年一一月のムンバイ連続テロ
香月法子 150-164
利益相反管理体制構築義務に見る、金融機関におけるコンプライアンスの一考
船崎みち 165-183
市民の司法参加と裁判員制度
蘇田三千穂 184
Omikoshi-Keiei : “Collectivism”in Japanese Management
Young-Wan KIM 224
執筆者紹介
編集後記